帯にあるように、この本も15万部だそうです。
はい。とても読みごたえがあります。
伝えきれません。 ぜひ手に取り一読してほしい一冊です。
今を時めく AI こと"人口知能"は、果たして人類にとって幸福な未来を想像するパートナーとなるか?
または人類から、仕事を奪う驚異、敵となるのか?
車イスの科学者と呼ばれるホーキング博士は、「 AIは人類の敵になる 」と、警告を発している
そうですが。
この間、新聞で AI の記事を読んで興味を持ったのが、著書へ手を伸ばすきっかけでした。
将来的に AI は20年後には仕事の41%を 人類にとって代わることになるようです。
世界人口90億まで国連の推計では、最短なら2050年。
他に2100年と2300年の 3通りの計算が出ているそうです。
そしてもっとも早くAIの活躍の場が訪れるのが、自動運転車と目されているそうです。
ドライバー不足で新聞記事をにぎわせることの多い、〇〇運輸などにとっては朗報でしょう。
しかしこの著書の面白いところは、物理学のホーキング博士や天才発明家とも名高いカーツワイル
の AI 観を紹介していますが、人類を超える、脅威と驚異 との言葉で紹介されています。
車の運転が、人間の仕事でなくなり、事故も激減またはほぼゼロに近くなる、との予測です。
AIに詳しい京都大学の教授は、「答えのある全ての仕事は、AIがするようになる」とも述べていま
す。
ここで介護に視点を移せば、介護の仕事にAI導入は、難しそうです。
これは私んお意見ですが、ロボットスーツなどの、身体動作的な補助を一部担うようには
なるでしょうが、まだまだ業務の中心に生身の人間は、はずせそうもありません。
ペッパー君のように、会話などおしゃべり相手のAIは、すでに存在するのですが、介護の担うさま
ざまな業務が、すぐに AI がとってかわるなどは不可能でしょう。
さて、あなたの意見はどうでしょうか?
この本では、将棋で永世7冠を拝した、羽生善治さんの 「 AI が人間に勝つのは2015年 」と
の予測も紹介。
(これを羽生さんは1996年時点で予測)今更ながら、その「読み」のすごさに驚かされます。
ちなみに AI が囲碁の世界1位を破ったのは2016年 なので、その進化ぶりが注目されま
す。
AI が人類の全人類の知性を超えるのが、2025年とのこと。
予測できないほどの未来。
科学・物理学用語である「シンギュラリティ」 = 特異点が起きる時、何が起こるのか・・・?
キリがないのでこの辺で。