みなさんナンプレをご存知ですか?そうナンプレことナンバープレート。
きっとご存じの方も多いはずですよね。
クロスワードとともに今や定番化され、書店の店頭では必ずと言っていいほど
目にする方も多いはず。
スマートフォンなどのアプリでゲーム化しているので、
愛用されている方も多いのではないのでしょうか。
実は私もここ最近はまっているのがこのナンプレです。
50代の半ばを超えると体力気力の衰え、視力の衰え、記憶力の衰えを
感じるようになってくるものです。
運動が苦手なので、せめて遊びにも少し頭を使う要素を取り入れたものを、と
始めたのがナンプレでした。
ところがこのナンプレ、毎晩約1時間弱ほど興じて
いつのまにかハマッてしまい、もはや趣味を超え日課とお言える領域です。
ナンプレは、1から9までの数字を タテヨコ81コマの枠に 決まったルールのもとにあてがうわけなので、非常にざっくり計算すると 20分だと20×60秒で =1コマあたり約14秒で処理、判断されるとみなし、
私の場合、目標タイムを20分においていました。
しかし悲しいことに何回挑戦しても、どうしても完成(しかも正答)まで
30分を切ることさえありません。
あきらめというか、閉塞感みたいな気分を
徐々に感じはじめている日々。
「でも初めてやったころは、軽く1時間以上もかかっていたから・・・」
と自分に言い聞かせては再挑戦。
それでも毎回、毎回、目標タイムを 当初掲げた20分を変えずに挑戦しているのですが、
やはり何度挑戦しても、20分どころか30分を切ることができず、
なんだか30分に目に見えない"壁"のようなものを感じてさえいたもののでした。
そんなある日、仕事を終えてデイサービスのパワーリハビリを30分ほどこなしてから帰宅。
そのままナンプレしたところ、何とすぐに1回目に15分弱と新記録を樹立。
気分が高揚したたまま、2回目3回目と挑戦。
13分、11分と記録ラッシュ。
頭の中は、もう興奮状態。
やめるはずがありません。食事もせずにそのまま4回目に挑戦し9分台。
「まさか、まさか20分どころか10分まで切るなんて!・・・」
興奮してもはや狂喜乱舞の状態でした。
「今日は何でこんなに調子が良いのか?」そしてすぐに
「さっきパワーリハビリをしたから」の回答も 素早く頭に思いうかびました。
そんなわけで "運動が脳に好影響を与える" 事実を、さっそく「中間テストが近い」とボヤく中学生の息子 に教えてあげた時のことです。
ナンプレで証明された "軽い運動の効能" "情報処理の倍速化" を得意になって教えてあげたところ、
息子いわく「わかった運動するよ。軽いヤツをね。それよりさ、能力をもっとマシなものに使いなよ」
ナンプレ以上に、攻略の難しいのは息子のほうでした。(^_^;)